カジノも禁煙に 米リゾート地

作成日:2007/03/31
愛煙家の最後のとりでともいえるカジノで禁煙の動きが広がっている。東海岸のギャンブルリゾート、アトランティックシティーでは4月、11のカジノが禁煙となる。

 ニュージャージー州では職場やレストランなど屋内での喫煙を禁じているが、カジノはこれまで例外とされた。家ではホタル族のキャシー・アバッテーリさん(54)=同州ウィリアムズタウン=は「心置きなく楽しめる唯一の場だったのに」と残念がっている。

 例外解除は市議会が決定したもので、業界の抵抗があり、フロアの25%未満を「喫煙スペース」としてよい。だが、州議会ではすでにカジノを完全禁煙とする法案が審議されている。

カジノを禁煙の例外でなくする動きは、コロラド州で下院が法案を可決。ロードアイランド州では1日に法案が提出された。ペンシルベニア、イリノイ州で検討されている禁煙法では、カジノは例外とされていない。ただ、ラスベガスのあるネバダ州は例外となっている。

2002年にデラウェア州でカジノを含む禁煙法が施行された際、賭博の売り上げが15%減ったという調査がある。とくに、原則として州法が及ばない先住民カジノに愛煙家のギャンブラーが流れる可柏ォが指摘される。

ニュージャージー・カジノ協会のジョセフ・コルボ代浮ヘ「完全禁煙で競争力が衰える」と心配する。アトランティックシティーのカジノで26年間勤務し、肺がんと診断された非喫煙者のビンス・レニッチさんは「煙にさらされる従業員のことを考えてほしい」と怒っている。